2009年11月06日

幻想の魔術師 カレル・ゼマン 「クラバート」

幻想の魔術師 カレル・ゼマン 「クラバート」 短編 「クリスマスの夢」 [DVD]
幻想の魔術師 カレル・ゼマン
「クラバート」 短編 「クリスマスの夢」


アニメ大国・チェコ共和国を代表する先駆者的存在のクリエイター、カレル・ゼマンの代表作「クラバート」。1977年にチェコで制作されたカラーアニメーション。2次元のパペットアニメと言えば良いのだろうか。ドイツ人の児童文学作家オトフリート=プロイスラーが、ドイツの一地方に伝わる「クラバート伝説」を基に、12年の歳月を費やして完成させた長編児童小説。宮崎駿が『千と千尋の神隠し』の下地にした物語でもある。


[YouTube:Krabat : by Karel Zeman]

少年・クラバートが過酷な試練を乗り越え自由と愛する少女のために親方に立ち向かう姿を描く、と言う説明だけで留めておきたい。これだけを読むと軽い少年少女向けの物語に様に思えるが、大人でも学ぶべきところが多くある物語である。

アニメは原作と大まかな流れは同じであるが、細かいエピソードや設定に関しては省略されているため、理解を深めたいのであれば、原作を読むべきだと思う。しかしながら、原作を知らずとも楽しめるエンターテイメントになっているのは言うまでもない。原作を知っている人も楽しめるし、原作が知らない人がアニメを見た後に原作を読んでも楽しめる作品だ。

1970年代らしい雰囲気だと思った。ミュージカル的要素もあったり、音楽と映像のリンクもあある。こういう映像が好きな自分にとっては、1時間程度の映像が半分くらいにしか感じなかった。



ASPの6thアルバム『Zaubererbruder』の元となった物語であったため、興味を持った作品だった。アルバムを理解するには、アニメだけで十分、というか、アニメが元になったのかと思った。原作とアニメを見終わって、再度、和訳した『Zaubererbruder』のタイトルを見た時に、なるほど!と思うところがたくさんあった。ちなみに、アルバムのタイトル『Zaubererbruder』は魔術師の兄弟と言う意味である。

原作とASPのアルバムについては、また別の機会に。



posted by YuKKo at 11:49| Movie | 更新情報をチェックする

2009年06月13日

Movie : 『ザ・スピリット』

アメコミ界の巨匠ウィル・アイズナー原作の同名グラフィック・ノベルを『シン・シティ』『300 <スリーハンドレッド>』の原作者フランク・ミラーが実写映画化。死からよみがえり、愛する街を守るために犯罪組織と戦う仮面のヒーローのお話。

以前、DVDで見た『シン・シティ』が衝撃的であったため、今作は映画館で!と決めていたので、見て参りました。

『シン・シティ』は、コミックがそのまま映像になった印象を受けましたが、それに比べ『ザ・スピリット』はもっと普通に近い様な印象を受けました。

内容も割とライトで、人間相関も割と単純なため、気楽な気持ちで見られるかも。
ヒーローもののため、暴力シーンと言うよりは格闘シーンが多いのですが、これも痛々しいとかもあまり思いませんでした。
何となくミュージカル…と言うよりは舞台に近いような印象を受けました。
理由は、モノローグもちゃんと喋っているからだと思いますけど。
丁寧に物語の解説をしてくれているような者なので、特に考えなくても見られます。

コメディ的要素も面白かった。

ローレライを含め、女性陣が良かったですねー。
綺麗でした。毛穴なんて、一切無いっていう(映像の作り的に)
スピリット役のガブリエル・マクトもカッコいいし…マスクしているからでしょうけど、とても目が美しく見えました。あらゆる女性をメロメロにしていく視線は観客の女性にも容赦ないと思いました。
主役の存在感よりも、遥かに印象に残る悪役オクトパス役のサミュエル・L・ジャクソンもとても良かったです。
スピリットがお決まりの衣装に比べ、オクトパスとシルケン・フロス(スカーレット・ヨハンソン)は衣装もメイクもTPOに合わせてチェンジ。
切腹の仕方が違うよと思いながら見ていたりしましたけど(切腹は腹を切って、その後上に切る)

猫好きにとっては、キャア!と思うシーンが多いですが、ギャア!って思うシーンもあります。
その後のスピリットの台詞で、一気にスピリットを応援したくなるのは猫好きだけでしょうか。

まあ、DVDは買わないでしょうね。


posted by YuKKo at 18:56| Comment(2) | TrackBack(1) | Movie | 更新情報をチェックする

2009年05月23日

Summer Sonic 09:Aphex Twin(予習)

Aphex Twin(エイフェックス・ツイン)は
Summer Sonic 09で東京8/7 Sonic Stageのヘッドライナーをつとめるアーティスト。
アイルランド生まれ、イギリス育ちのリチャード・D・ジェームスのアーティスト名のうちの一つである。
(Aphex Twin以外にも、色々な名義で音楽活動している)

Official Site
MySpace

Wikipediaによると、こんなエピソードが書いてある。

「1997年の第一回フジ・ロック・フェスティバルにて来日。ステージ上に犬小屋を設置し、終始その中で演奏する。」
「1998年、恵比寿ガーデンホールで行われたRephlex Nightにて来日。ステージ上には一度も姿を見せず、終始舞台裏でDJを行う。この際、客から「本当にリチャードは来ているのか?」「金を返せ」等、多数のブーイングが出て騒動になった。」

こんなことが書いてあることから、今回のステージではどんなことを起こすのか。
もしかして、何も起こさないのか、とても注目したいところである。


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posted by YuKKo at 14:07| Comment(2) | TrackBack(0) | Movie | 更新情報をチェックする

2009年04月10日

Movie : Watchmen

やっと見ました『ウォッチメン』。
気合いを入れて「Desolation Row」(MCR ver.)を聞きながら。
桜の季節、春らしからぬこの気温に妙に合う。




感想は、ヒーローも生身なんだねって言う。
だからこそ、近代史のパラレルワールドが、よりリアルに見える。
悪いことをしたら逮捕されるヒーローも面白い。
日本の仮面ヒーローが仮面の悪役と戦っても、痛々しいだなんて思わないけど、
この映画は暴力描写が容赦なくて、直視出来ないのも何度か。


巨大な皮肉、映画の表現で言えば「ジョーク」を取り扱っていて、
それぞれの役柄に、おそらくそれぞれの意味と言うか、象徴があるのだろうと思った。
深読みしたらキリがないであろうってほどに。

流石、アラン・ムーア原作だと思わざるを得ない。

さらに、音楽のセレクトも好みだったので、サウンドトラックは買いかも。

しかし、日本人には合わなそうと思ったら、もうトップ10外?


帰ったら改めて、My Chemical Romanceのビデオを見たら楽しそう。
確かに、随所にヒントが盛り込まれている。
posted by YuKKo at 13:50| Comment(2) | TrackBack(1) | Movie | 更新情報をチェックする

2008年09月23日

Movie : 「落下の王国」(The Fall)



やっと観てきました。「落下の王国」です。4年かけて、24カ国を回って撮影された映像美は映画館で見る価値があると思いました。ストーリーの展開よりも、「この景色が、この地球上に存在するのか?」と感じていました。

衣装デザインも、「ドラキュラ」や、記憶に新しいところで北京オリンピックでの衣装デザインを担当した石岡瑛子が担当しているのですが、これがまた良いのです。美しい景色に負けない、印象的な衣装です。


posted by YuKKo at 19:31| Comment(0) | TrackBack(1) | Movie | 更新情報をチェックする

2008年05月22日

Movie : The Illusionist(幻影師アイゼンハイム)

2006年にアメリカで「The Illusionist」公開され、チャートでも1位に輝いたりしたのにも関わらず、日本にやってくるのに、2年もかかってしまったようです。そして、2008年5月、「幻影師アイゼンハイム」として公開でございます。


幻影師 アイゼンハイム [DVD]



さて、軽くストーリーを

物語の舞台は19世紀のウィーン。見せ物としてのイリュージョンが流行していた時代。主人公アイゼンハイムは、ミステリアスなイリュージョンを見せる、と絶大な人気を誇っていた。そんな噂を聞きつけて、皇太子レオポルトは婚約者ソフィを連れて見にやってきた。アイゼンハイムは、観客の中からソフィを舞台に上げパフォーマンスしようとする。しかし、アイゼンハイムはソフィの顔を見て驚く。幼い頃の、身分違いの恋の相手だったからだ。


と、こんな説明がよく書かれているのですが、まるで少女マンガのようなラブロマンスじゃないか!と思われるでしょう。ラブロマンスには違いないですし、ロマンティックなストーリーですが、決してそれだけではない!と言うことを保証します。(実際、この冒頭のストーリーは、あまり重要でない部分だと思います)

一番、私の中でしっくり来るカテゴリは…サスペンスですね。ミステリーとの違いがよく分からないですが。ストーリーだけじゃなくて、映像も綺麗です。アングルや色彩はこだわって作ったのだと感心します。

この映画も、歴史的背景やらストーリーやらを知っても楽しめます。しかし、まずは何も知らないで、見ていただきたい作品です。おそらく、ある登場人物とシンクロして物語の中へ入っていけることでしょう。


原作はスティーブン・ミルハウザー。
この映画を機に、何冊か買ってしまいました。スティーブン・ミルハウザーの作品は足を入れたら出られない世界です。ある書評に、サーカスやメリーゴーランドなどが好きな夢見がちの人は、逃げられなくなる世界、みたいなことが書いてありました。



この映画は、1年ほど前に飛行機の中で見たのですが、(作品としては、全米チャートにランクインしていたので知っていた)映像が美しく、ストーリーが良いのにもかかわらず、吹き替えが超棒読みでした。
日本公開されたら字幕で見てやると思っていたら、丸1年公開されず…。そして、遂に、今週末から関東で公開されます。
夜に見に行ってきます。見たら、また感想を書きます。

皆様も是非。

posted by YuKKo at 19:10| Comment(5) | TrackBack(1) | Movie | 更新情報をチェックする

2008年02月03日

Movie : PERSEPOLIS(ペルセポリス)


ペルセポリス [DVD]



映画『ペルセポリス』を見て来ました。



この映画を見たらきっと、
親(子供)と離れて暮らしている人は、親(子供)と会いたくなる。
共に暮らしている人は、親(子供)を抱き締めたくなる。



(音声:フランス語、字幕:英語)続きを読む
posted by YuKKo at 18:13| Comment(2) | TrackBack(1) | Movie | 更新情報をチェックする

2008年01月20日

Movie : SWEENEY TODD The Demon Barber of Fleet Street


スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師 特別版 (2枚組)



19日から公開している映画『SWEENEY TODD The Demon Barber of Fleet Streetスウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師)』を、早速見て来ました。
ホラー・ミュージカルと言って良いのでしょうか。
オフィシャルHPのプロダクションノートに「非常に情熱的で暗いラブストーリーだ」と書かれていますが、ぴったりな言葉だと思います。

ティム・バートン&ジョニー・デップ&ヘレナ・ボナム=カーターと言う、お馴染みの方々が出演です。
最近のティム・バートン作品は、比較的見やすい作品が多かったので、久しぶりのグロテスクさが嬉しいですね。
ティム・バートン&ジョニー・デップと言うコンビで、ココまでグロテスクなのも初めてですね。
スウィーニー・トッドを演じるジョニー・デップは素晴らしかったです。
歌を歌うことが大変だった、ミュージカル映画は二度とごめんだって言っているそうですけどね。
ジョニー・デップの映画で舞台らしい演出がとても新鮮でした。
やはり、ティム・バートンの作る色とか、映像の雰囲気が好きなのだと改めて実感したのでした。

そうそう、これだけは書いておかないと。
予告編を見て気が付いた人もいると思いますが、この作品の衣装はコリーン・アトウッドです。
My Chemical Romanceの『The Black Parade』の衣装を担当した彼女が映画の衣装を担当しています。

最強のメンツです。

これから見る人に、一つ言うとしたら…
血が苦手な人は行かない方が良いと思います。
血糊のカーニバルです。

大丈夫そうな人は、映画館で見てください!
あの音と映像は、映画館ならでは!自宅では地下室でも作らないと味わえ無いでしょう。

少し後を引く映画でもあるので、オフィシャルHPで情報でもじっくり読もうと思います。

その他感想
posted by YuKKo at 17:04| Comment(6) | TrackBack(0) | Movie | 更新情報をチェックする

2007年11月17日

Movie : La Vie En Rose(エディット・ピアフ 愛の賛歌)

フランスのシャンソン歌手、エディット・ピアフの生涯を描いた映画『エディット・ピアフ 愛の賛歌』を見て来ました。
このタイトルは英語圏だと『ラヴィ・アン・ローズ』らしいです。
有名な曲をタイトルに持ってきたのでしょう。
でも、『ラヴィ・アン・ローズ』も『愛の賛歌』も彼女の人生を描く映画にはピッタリだと思いました。
どちらもピアフ自身が作詞したものですしね。



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posted by YuKKo at 20:58| Comment(0) | TrackBack(0) | Movie | 更新情報をチェックする

2007年10月29日

Movie : 『パンズ・ラビリンス』後日談。

後日談。

金曜日に『パンズ・ラビリンス』を見に行って、それから会う人にこの感激を伝えようしてました。
でも、結末や展開を教えたくはないとなると、言葉がうまく伝わるように使えません。
もはや、あの話は何て言って良いか分かりません。
とりあえず、言っていた内容を箇条書きします。


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posted by YuKKo at 19:34| Comment(2) | TrackBack(0) | Movie | 更新情報をチェックする

2007年10月26日

Movie:Pan's Labyrinth

先程、話題の映画『パンズ・ラビリンス』を見てきました。


パンズ・ラビリンス 通常版 [DVD]



さて、映画についてですが


…本っっ当に良かったです。
内容も映像も、本当に素晴らしかったです。

オフィシャルサイト
スペイン語→EL LABERINTO DEL FAUNO (メイキングあり)
英語→Pan's Labyrinth
フランス語→Le Labyrinthe de Pan
イタリア語→Il labirinto del fauno (ラビリンスですね)
日本語→パンズ・ラビリンス(…日本人の感覚って不思議です)


恵比寿ガーデンプレイス内にある角川書店系の恵比寿ガーデンシネマで見たのですが、
終わってからのガーデンプレイスの景色は夢の続きでした。この映画館が選ぶ作品は素晴らしいものが多いので、これからはもっと行きたいです。

さて、映画の話。
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posted by YuKKo at 21:53| Comment(3) | TrackBack(2) | Movie | 更新情報をチェックする

2007年09月23日

Movie:PUNK's NOT DEAD



BUCK-TICKのパネル展が渋谷のタワーレコードでやっていたので、ついでに見に行こうと言う事で行って来ました。
渋谷のアニメイトがあるビルの2階、Nシアターです。
座席数75席と言う小さな映画館。渋谷にはこう言う小さな映画館が多いですね、本当に。

さて、映画。内容を平たく言うと
パンクとは何ぞや?だったり、パンクはどうあるべきなのか?
パンクと言うカルチャーは一体どういうものなのか?
パンクが一般大衆に受け入れられるようになるまで、
パンクを聞いていた少年達が活躍する現在の音楽シーンについて、
パンクと言う商品価値などなど盛りだくさんです。


この映画は何をして良いか解らないときに見る映画じゃないです。
今の自分が正しいか、きっと正しだろう!って思いたい時に見る映画です。
夢を追いかけてつかんだ人たち、好きなものに身を捧げた人たちのドキュメントです。


とても勉強にはなりました。
色んなバンドのライヴがつまみ食い程度に見られるんで。
昔の映像は耳が痛かったですが、最近のは楽しかったですね。
録画&録音の技術の進歩って素晴らしいですよね。
ただ、この映画をみて「パンクとは○○だ!」とは言えなくなりました。
見ながら色々色々と考えさせられました。

でも、もう一度見ようとは思いませんね。
一度見た方が良いですが、好きな人以外二度は見なくても良いと思います。
数々の名台詞はメモして置きたかったですが。
Billie Joe Armstrong(Green Day)の発言は好きな物が多かったです。

ちなみに、My Chemical RomanceはFrankのインタビューシーンが2回、Gerardが1回で古い映像でしたね。
Frankは良かったですね、あの言葉を見た後の会話で何度引用したか。


あなたのパンクを探しに、観に行ってみて下さい。
すこしだけ、確実に価値観を変えられるかも知れません。
posted by YuKKo at 20:37| Comment(0) | TrackBack(0) | Movie | 更新情報をチェックする
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