2007年07月08日

私もヴィジュアル系だった頃(市川哲史)

第一作目の「私が「ヴィジュアル系」だった頃。」が発売されてから1年も経たない2006年4月、第二作目となる「私も「ヴィジュアル系」だった頃。」が発売された。
一作目は発売日に買いに行った覚えがあるが、二作目は発売されているのも知らなかったし、知って買おう買おうと思っていても買わずにスルーしてしまっていたのだ。
しかし、最近知り合った知り合いが持っていて嬉しそうに「貸してあげるよ」と言ってくれ、貸してもらった。
その優しい言葉の後ろに、読めよ!と言う命令形も感じたのだけど。

一作目とに二作目、共にヴィジュアル系検証本である。
一作目は美学系ヴィジュアルと言う感じだったが、二作目はかなりアクティヴなヴィジュアル系だ。買うのがちょっと恥ずかしい。

vijual2.jpg

著者である市川哲史は「Rockin' on Japan」編集長を経て「音楽と人」を創刊した。98年に休業するが2000年に復活し、ポップスからヴィジュアル系からジャニーズ系、アイドルと幅広くこなしている音楽評論家である。
そんなヴィジュアル系を近くて見てきた市川哲史がヴィジュアル系ってなんだったのよ!?ということをアーティストのインタビューを通じて見出していくと言う本である。
中身を見ると、昔を思い出してワイワイって感じであるので、一作目が受けた理由も解る。

二作目ではyasu(Janne Da Arc)、小室哲哉、藤井麻輝、PATA、井上貴子と言う面々とインタビュが掲載されている。
特に注目すべき小室哲哉や藤井麻輝と言った、ヴィジュアル系のど真ん中を走っていない人がフューチャーされている。
片足を入れているが、もう片足は入れていないという特殊な立場から見たヴィジュアル系。
さらにX Japanのギタリストであったものの、「何でいつも金屏風の前にいるんだろう?」と冷静に考えていたPATA、
そして、編集者でありながら文化系のファンとしての経験がある井上貴子らの視点を通し、
ヴィジュアル系の面白さを語ってくれる。

個人的に言えば、藤井麻輝のインタビュではSoft Balletの解散の謎や80年代のニューウェーブが与えた影響などを知る事が出来る。
藤井麻輝のキャラクターも面白いのは言うまでも無く。
井上貴子はファンとしての視点で語っている。特に面白いのはヤオイと呼ばれる文化とヴィジュアル系の関係についての話は面白い。


時代を知っている人からすれば懐かしく、
知らない人から見れば新鮮。
それが現在のヴィジュアル系の魅力の一つなのかもしれない。
差別用語であるからこそ、最高の褒め言葉だとも思う。



ヴィジュアル系についてはまた後日書くかもしれません。
一作目については、多分書きます…。
posted by YuKKo at 20:34| Comment(0) | TrackBack(0) | Nippon | 更新情報をチェックする
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