2006年08月15日

Summer Sonic 06 : Buck-Tick

昨日に引き続き、SUMMER SONICのお話。
中でもバクチクの話を書きたいと思います。

セットリストは
夢魔-The Nightmare
Passion
月蝕

ROMANCE(初回)(DVD付)
die
MAD
ノクターン-Rain Song-
蜉蝣-かげろう-
細胞具ドリー:ソラミミ:
Ash-ra

少し不思議な開演前BGM。
鈴の音やらピアノの音やら。
なんだか和風のイメージ?
会場に着いた時は時間が時間だけ(18時00分頃…予定より20分押し)に疲れがピークに達していた。

僅かな照明と楽器のチューニングがステージでは続けらる。
いつものワンマンのイメージとの違いに、此処でバクチクは演奏するのだろうか?と心配になってしまう程。

照明が消え、歓声が上がる。
観客の目はステージに奪われ、関心の全てを持って行く感覚は室内の暗い空間独特な気がした。

鮮やかでありながら暗いイメージ照明が踊りアレンジされた『Theme of B-T』が流れる。
このSEの選曲は、バクチクのショーを見に来たと言う実感を与えてくれた。
夢じゃない現実であると言う事と共に。

櫻井敦司を除くメンバーがステージに現れ、SEもそろそろ終わる頃、櫻井敦司が登場する。
全員、黒を基調とする服を身に纏い胸は期待でいっぱいになる。
まるで夢のような空間、まさに非現実。
それはお化け屋敷に似た裏切りを待つ期待。
時間の流れを待てない、時間が惜しくて仕方が無い。
続きの解らない物語の間。

そこで始まった『夢魔-The Nightmare』。
一曲目にアルバム『十三階は月光』を持ってくるあたりの予想の裏切り。
次の展開を待てないと思いながら、生でしか出せない曲の迫力を噛み締める。

続く同じくアルバム『十三階は月光』から『Passion』『月蝕』。
2003年のステージ異常にバンドのカラーを前面に出すようだ。
そこが日本を代表するフェスティバルの会場と言う事を忘れてしまいそうだった。
自分を取り巻く360度、全ての色がバクチクに染められる感覚だ。

何処かで櫻井敦司は「バクチクで楽しんでいってください」と明るく言う。
曲により作られた世界に外気を通す様でまるで不似合いの様なのだけど、張り詰めた世界が一瞬緩む感じがまた味わい深い。

「『ROMANCE』と言う曲をやります」
と言われ始まった『ROMANCE』。
場所やセットなどの環境で曲はこうも変わるものなのか、と感じる。
相変わらずの今井寿の独特のギタースタイルが懐かしい。
まるで下手な操り人形の如く踊る櫻井敦司が物語を案内してくれる。
最後、相変わらずの「ロメンス!」と雰囲気をぶち壊す発言による演出(?)も懐かしい。
物語が終わり目が覚める為、と言うことにしておこう。

おそらく、盛り上がりを期待したファン以外の客にとっては物足りないものだっただろう。
しかし、バクチクは得意分野を自信満々な姿で全面に示した。
まさにこの世で彼等しか作れない世界を呈示するかの如く。
唯一無二。アイデンティティ。

続く『die』『M・A・D』と知名度も高く、明るい曲調へ一転する。
ただ、タイトルが物語るものを此処で説明する必要は無いだろう。
世界はブレていない。

続いて今井寿と星野英彦の手にはアコースティック・ギター。
二人のギタリストのギターのネックの方向が対称的な絵が面白い。

「昨日雨が降ったんだってね…(オーディエンスが返答に困る)…だからどうしたって?」

と困惑させる櫻井敦司の前振りで始まった『ノクターン-Rain song-』。
今までの選曲、生演奏で栄える曲ばかりだ。
それは盛り上がれるとかだけではなく、ステージから扇の様に世界が広がる様な生でしか得られないCDを軽々と超えたダイナミックさ。

何故か日本人であるはずの櫻井敦司がカタコト。
「…very very very much!」
意味不明(もしかしたら、こっそりThank youって言ったのかも)
新しい曲と紹介され『蜉蝣』を披露。

ここらへんから陶酔しきって覚えてないと言う事実。
良いショーだったと言う証明。

『細胞具ドリー〜』は中では異色であったのかもしれない。
しかし、選曲のコンセプトは理解できる。
異常を、死を肯定し、反対を肯定する。

「最後はみんなで歌いましょう」
の櫻井敦司の前振りで『Ash-ra』に突入。
皆で熱唱。
ただただ楽しい楽しい楽しいと言うだけ。
最後に持ってくるののが面白いと思う。

たった一時間程のショー。
その中で感じた居心地の良さ。

ただただ大好きな事を再確認したショーだった。
やはり、私にはこの感覚を捨てる事は出来ない。

posted by YuKKo at 22:46| Festival | 更新情報をチェックする
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