2010年10月30日

BUCK-TICK 『Razzle Dazzle』


RAZZLE DAZZLE(初回生産限定盤)(DVD付)
BUCK-TICK 『Razzle Dazzle』


1985年結成、今年で結成25周年を迎えるBuck-Tickの17枚目のスタジオアルバム『Razzle Dazzle』。タイトルの意味はどんちゃん騒ぎ、見せびらかし、奇策、これ見よがしって意味だとか。キーワードとなるのは新しいもの。Chamber、ディスコ、スリリング、「安息の淵や虹の渦」、「幻惑と眩惑」、「非日常」、「支離滅裂」、「死」、「生」。個人的にはBuck-Tick初めてのパーティアルバム?シングル曲は全てリミックスをされて収録。リミックス担当はCube Juice。

初回限定盤にはメンバーのインタビューと「独壇場 Beauty」のビデオを収録したDVD付き。

17枚も作って来たバンドのアルバムとは思えない作品。表面的に楽しんだ感じ、前のアルバムと聞き比べるとバンド名がBuck-Tickなだけしかないんじゃないかと思う作品。あまりにも違い過ぎて、ある意味リスナーを突き放している感すらあって、コレでファンを辞めるわ!って言うファンとか、こんなのBuck-Tickじゃない!なんて言う人がいてもおかしくない作品。まぁ、ライヴの動員については、アルバム発売前にチケットを発売するから何とも言えないのだけど。しかし、このアルバムでBuck-Tickを聞き始めた人が『十三階は月光』とか『Six/Nine』とか聞いたら何を思うんだろうと思う。『Cosmos』はちょっと共通点があると思う。

メッセージについては、前作『memento mori』と変わっていない気がする。ただ、今作は今井寿が作詞を担当している歌も多いため、彼の色が目立ち、前作は櫻井敦司が作詞を担当している歌が多かったこともあり、色合いの違いも楽しめる。

個人的には、前作から考えてあり得ないことをやってのけてしまうところにBuck-Tickらしさを感じた。もちろん、このバンドはこのサウンド!みたいな作品も好きだし、それを期待して新作を買うバンドもいる。だが、Buck-Tickは、それを求めていないようだ。むしろ、前作と似ていたり、変わっていなかったりしてしまうと、期待はずれと感じてしまう、それが彼らのブランドなのかも。特に今回のアルバムは、もちろん音作りの癖はあるものの、ひとつの曲としてみた時に、こんなのを演奏するバンドだと思わなかった!と思ってしまっていた。曲も変われば歌い方も変わるのは当然で、櫻井敦司の歌い方も新しいことにチャレンジしている。そんなことを毎回のアルバムで書いている気もするが、今回もそう思った。特に、今作は今井寿の歌詞が多いのもあり、ノリノリで演じている感じがする。ただ、今作を聞いてライヴで盛り上がるのは理解出来たが、ライヴを想像出来なかった珍しい作品。あとは、何かの曲に似ているとか、自分の聴いている曲と共通している物があるって言うのも多かったのだが、それがBuck-Tickの曲ではないのが凄い。他のバンドと表面が似ていてもやはり中身は違う、というか、抜いてしまうと思う。

そんなわけで、結構、お気に入り。

posted by YuKKo at 13:10| BUCK-TICK | 更新情報をチェックする
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