2010年09月10日

BUCK-TICK : 「くちづけ」

くちづけ【初回生産限定盤】CD+DVD くちづけ
BUCK-TICK「くちづけ」


もはや何枚目か分からないが、BUCK-TICKの2010年第2弾EP(シングル)作品。翌月に発売するアルバム『RAZZLE DAZZLE』の先行シングルである。

アニメ「屍鬼」のOPとなるべく制作された曲。所謂、レコード会社と制作会社の癒ちゃk…、いや、連携と言うこと。数年前の『蜉蝣』でも同じ様に制作されたが、残念ながらバンド側とアニメ制作側にイメージの差があって残念だったが、今回はオープニングも曲に合わせて作られたらしく、相思相愛の作品となったのだろう。「屍鬼」は、要は吸血鬼の話らしく、BUCK-TICKのイメージに…と言う話もあったが、タイアップなんて心の底からどうでも良い。
せっかくだから、アニメも交えたPVでも作れば良かったのに思わせるような酷いPVもあるが、思い出したくもないので書きたくない。個人的に数十曲もあるであろうBUCK-TICKのビデオの中でThe worst Video。

曲の雰囲気はアルバムの雰囲気に繋がっているのだろうと思う。バンドのメンバーが語っていた様に、『十三階は月光』の様なコンセプチュアル作品、『天使のリボルバー』と『memento mori』からは離れるのだろうと思わせるには十分だ。どちらの曲も歌謡曲を思い出させるようで、オリエンタルの雰囲気を持っているBUCK-TICKらしい作品でありながら、今までと似ている訳でもない点が面白い。

1. くちづけ

テーマは明らかに吸血鬼で、深いメッセージ性はない。ただ、櫻井敦司のソロ作品に収録されている「新月」やBUCK-TICKの「Romance」は、主人公が苦悩し、ヒロインに殺されるが、今回の主人公は明らかにヒロイン誘惑している。世界観としては、「Just One More Kiss」とか「Glamorous」に見られる心中を彷彿させる作品に近いと思う。それか映画で言えば「Interview With Vampire」が近いかな。「新月」「Romance」がブラム・ストーカー「ドラキュラ」ならば、今回はアン・ライス「Interview With Vampire」。
メロディは歌謡曲を思わせる。そう思わせておきながら、バックグラウンドにはマニアックと言うか、変な音を持って来ている。絶対してくれないだろうけど、ライヴではぶっ壊すぐらいにアレンジしてくれれば、めちゃくちゃカッコ良くなる気がしている。オルゴールやギターのアルペジオ的な音は「Romance」や櫻井敦司のソロ作品「Sacrifice」の繋がりを意識していたりするのだろうが。
更に録音音源の良いところで、櫻井敦司によるコーラスがとても良い。コーラスの声が良いのは勿論だが、そのメロディも良い。ハーモニーになっていなくても、それが不気味で最高。

2.妖月-ようげつ-

初めて聞いたとき、懐かしさと言うか、古くささと言うか、セピア色の風景。Issay meets Dollyの様に、酔っぱらった綺麗な男がステージで、ビンを手に持って歌うようなイメージを持つ華やかで退廃的とでも表現しようか。デュエットのように男性と女性の目線と入れ替わり、その目線が溶け合うような感覚に艶かしさを覚える。女性のゲストヴォーカルを迎えても面白い作品だと思うが、別に男性でもそれはそれで良いかも。



Sony Music アーティストサイト(http://www.sonymusic.co.jp/Music/Arch/ARI/bt/)には「BT真骨頂のポップセンスとダークな世界観を融合させたアッパーロックチューンで、原作とBTの世界観が完全マッチ!」と書いてある。アッパーロックチューン・・・
posted by YuKKo at 22:06| BUCK-TICK | 更新情報をチェックする
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