2009年12月14日

DVD : こま撮りえいが こまねこのクリスマス ~迷子になったプレゼント~

こま撮りえいが こまねこのクリスマス ~迷子になったプレゼント~DVD-BOX (初回限定生産)



『こま撮り映画 こまねこ』の最新作『こまねこのクリスマス ~迷子になったプレゼント』のDVD。初回限定生産のDVD BOXの特典は「卓上こまちゃん」。人形を人形化したのに、あんまり似ていないと言う相変わらずな特典ではあるものの、これはこれで何となく愛着が湧いて来た(笑)

映像特典である「こまちゃん ショートショート映像」は、dwarfのサイトのSPECIALページで公開されていた映像がDVDに収録されたもの。私はバレンタインの時のラジボーが、とっても好き。うさじいは、こちらも友情(?)出演。

さて、ちょっとネタバレ的というか、個人的な解釈を書いておく。

劇場で観た時は、「迷子になったプレゼント」って何の事だろう?と思っていた。こまちゃんのパパとママからはプレゼント(名前はプレコ)は届いている訳だから何も迷子になっていないじゃないか!と思っていたからだ。でも、観てから物語を振り返ってみると、その意味が分かった。

迷子になっていたもの、それは「想い」だ。

パパとママはこまちゃんを喜ばせるために、プレコを準備したのだが、クリスマスに合うと言う約束を破ってしまった。こまちゃんは、パパとママに会えない事にショックを受けて、プレコを暖炉に投げてしまう。そして、ラジボーの発案で、ラジボーと一緒にパパとママのいる街を訪ねようとする。しかし、ラジボー特製のソリは途中で故障してしまう。ソリは修復出来ず、こまちゃんとラジボーは木の中で寒い夜を過ごす。ラジボーが疲れ寝てしまった時、こまちゃんの目の前にプレコが現れる。そして、プレコがどんな想いで送られて来たかを、こまちゃんは感じる。つまり、パパとママがプレコに託した想いを感じたのだろう。

また、こまちゃんの想いも迷子になってしまっている。パパとママに会いたかった想いがクリスマスに叶わず、行き場のない想いがプレコを暖炉に投げると言う行動をさせてしまったのだ。この迷った想いも、プレコが解決してくれる。

前作では、こまちゃんに成長は特に感じられなかったが、今作は、こまちゃんが成長したように思う。最後のこまちゃんが風邪を引いて寝込んでいるとき、プレコと微笑み合っているシーンは、パパとママの想いを感じたからなのではないかと思った。

アニメーターの峰岸裕和が「こまが泣いているシーンが幾つかあるが、それぞれのシーンで涙の意味あいが違う」ようなことをメイキングて言っている。改めて見直すと、その涙が持つ意味の重要性がよく分かるのだ。

実は予告編で「どんなに離れていても想いはきっと届く」と書いてある。これが物語のコアであることに気づくのに時間がかかってしまった。

劇場で観た時は、パパとママと会えるシーンで終わるべきだろう!と思ったのだが、この意味合いを考えたらそのシーンは必要なかったのかもしれない。


誰かにプレゼントをあげるとき、何らかの想いがある。それは喜んで欲しい、驚いて欲しいとか色々だ。その想いは付加価値だ。「どんな想いでこれを選んだんだろう」とか考えてしまうから、他人から貰った物を捨てる時は困るのだ。最近は、想いは形がないのだから、物に宿る物ではないと思って捨てる(都合のいい解釈)。

posted by YuKKo at 20:29| Nippon | 更新情報をチェックする
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