2009年09月06日

Live : Freaks of Legend vol.4

2009年9月5日に新宿MARZで行われたAuto-Mod主催のイベントFreaks of Legend(フリレジェ) vol.4に行ってきました。

 初めて見るバンドたちだったので、怯えながらとりあえず黒尽くめで行ったのですが、とても良いイベントでした。最近観るバンドがアラフォー(Around Forty)だなーって思っているのですが、今回はもしかしてワンステージ上かと(笑)でも、そんなモノを感じないとても良いステージでした。年を取るって無駄じゃないものですね。若手の対バンはお互いの客を奪い合おうとガツガツしている感じがあって、ライバル視があるのだと思うのですが、このイベントは、そう言うガツガツした感じは無く、自分たちのパフォーマンスを充分出し切る事で客がついてくる自信が見えるパフォーマンスでした。だから、ステージの上の人たちも見て居る人たちも楽しいイベントになったのではないでしょうか。


そんな素晴らしき出演陣はこちら。

[ Band ]
AUTO-MOD / LOOPUS / DER ZIBET
[ D J ]
†nAohiro12xu† (from †13th MOON†)
[ Fashion Effects ]
Rituals

え、BUCK-TICKの年末ライヴに居る人が集まった訳じゃないですよ。


感想。



1.DER ZIBET.

1984年結成、1996年に無期限活動休止、2007年に活動再開。

 '80年代UKゴスの影響を受けつつも、独特の耽美な世界を創り上げている。後のビジュアル系と呼ばれるバンドたちに間接的も含めると与えた影響は計りきれず。

と言うイメージで観てきました。5年くらい前にヴォーカルISSAYのソロプロジェクトの一つISSAY meet Dollyを見に行っていたので、5年ぶりのISSAYです。いやあ、

……お美しい。

 あれから5年も経っているのに、変わったのは髪型くらいじゃないか!!と叫びたくなりました。オフィシャルホームページのISSAYの紹介が「メンバー内で唯一、体形を維持している驚異的な人間。」って言うのを読んで納得。何を食べているんでしょ。

 赤いベルベット素材のロングコートに黒のマラボー、肩より少し長い黒い髪。蒼白にすら思えた小さな顔にバランスの良いはっきりとしたパーツ。見とれない理由が見付かりません。

 ISSAY meets DOLLYは、キャバレー音楽的な感じであったので、完全なバンドスタイルで観るのは実は初めてで、勿論Der Zibetも初めてで。曲の雰囲気は全然違いましたが、演奏もカッコ良くて、歌もすっごい良かったです。歌う事はおなかも表情筋も使うから、その顔をキープ出来るのか、そうなのかとか下らない事を考えてました。曲も、一曲も知らなかったんですが、知らなくても楽しめるノリの良い曲ばかり。ただ、ちょくちょく変拍子を入れてくるので、ドラムを追いかけると混乱する事も多々。

 演奏している映像を、画質を落とし(加工の名前は忘れた)てステージに映し出したり。サイケな映像を映し出したり。スポットライトの疑問点はあったけど、この規模でこの演出はこだわりが合って出来るものであると思えました。

 熱いパフォーマンス故、ロングコートのISSAYは暑そうで、黒のインナーの胸元を開け始め、最終的にはロングコートを脱ぐ。普通のロングスリーブかと思いきや、レッグウォーマーと呼ぶのは違う気がするが、スリーブがセパレートしている。見える二の腕の白さと細さに驚愕。目のやりどころに困りました(笑)

Freaks of Legendと言う凄いタイトルのイベントに参加する事に対して
仲間に入れてもらえて嬉しいです
と嬉しそうに語ってくれました。
君たちもFreaksだね
と煽ってみたり。
この柵邪魔!
と客席とステージを隔てる柵に足をかけたり。

 前観たときもそうでしたが、相変わらずISSAYは客席をまんべんなく観て、凝視するタイプのヴォーカリストなので、ライヴにたくさん行くと覚えられてしまいそうなほどです。目のやりどころに困りました。だって、目を合わせたら吸い込まれそうになるんですもの。でも、ISSAYの客に身体を触らせるサービスは相当で、触られているISSAYもセクシーだが、触っているマニキュアをした綺麗な手も、そんなにセクシーに触る必要があるのかと思うくらいでした。よく、アーティスト写真や映画のポスターにある女性に触られている男性が妙にセクシーに見える構図を実際に観てしまったと言う感じでした。

 途中から人間だと思わなくなって来て(失礼)、櫻井敦司と熱いキスを交わしている事実を思い出しても、特別に何も思わないのであろうと思ったのでした(自然な行為だと思うだけ)。


2.LOOPUS.

1993年スタートした宙也率いるロックバンド。

 浴衣を羽織って歌っている映像が目に焼き付いていたが、ステージに登場した宙也はちゃんと浴衣を着ているじゃないか!と思ってみていたら、歌が始まったとたん前をはだけさせ激しくパフォーマンス。お、DVDで見た人だ!と思っていたのでした。

 曲はパンクっぽいと思いましたけど。歌は、誰かの要素を感じたけど思い出せず。メロディは自由。演奏は、インストでも絶対カッコいいと確信を得られるほどもので超かっこ良かったです。やはり生でないと駄目ですね。

 宙也の歌う歌詞や、パフォーマンスは彼独特の美学を表したモノであるのであろうと思いました。時折、その美学が歌を邪魔しているようにも思えましたが、それも悪くないと思えました。

 そうそう、ギターの斉藤律とドラムの堀江毅は、岡崎達成やD.I.EやChirolynらと一緒にMinimum Rocketsと言うインストゥルメンタル・バンドを組んでいるそうなので、そっちも気になります。


3.AUTO-MOD

1981年よりGenetを中心に活動を開始、パンク〜ポジティブ・パンク・シーンを牽引してきたが、1985年に解散。1997年に活動再開。日本を代表するアンダーグラウンドイベント「TOKYO DARK CASTLE」を主催。2006年よりFreaks of Legendを主催するようになる。

 ずーっと、観てみたかったんですよ、Auto-Mod。やっと勇気がわいてみる事が出来ました。本当に観てよかった。なんでしょう、私の言葉では説明出来ない人たちです。本当に、知っているようで知らなかった世界と言うべきか。この気持ちを理解するには、説明を聞くよりも観た方が早いよ、と言い切れるような。

 ヴォーカル・ギター・ベース・ドラム・コーラス兼パフォーマー・パフォーマーの6人構成。

 ゴスと言うよりは、インダストリアルであったり、ヘヴィロックの方が近いと思いましたが、ゴスやダークウェーブの要素は随所にあって。もう、若手バンドは勉強のために観て頂きたいと思えるパフォーマンス。バンドが奏でるどっしりとしたサウンドに、Genetの声、そしてカウンターテナーのSeilaの声が映える。見事に好きな音を知っていらっしゃるかのような音選び。

 Seilaドラァグクイーンの美しい容姿であって、美しい裏声を出すので、DVDでも拝見していたのですが、ずっと女性だと思っておりました。実際に観て、骨格や体型で男性である事に確信を得た者の、パフォーマンス中はその確信が揺らぐばかりで。

 そんなカッコいい演奏で、喋ったGenetのチャーミングさと言ったら!
「今日楽しんだけど!よくわからないけど楽しい!」
「僕、こんなキャラですー」
「なんだっけ、え、告知?」
「DVDの告知ですー。この前やった伝説のイベントFreaks of Legend vol.3がDVDになりましたー。モスキートなんとかってバンドとー、宙也のDe-Luxとー(笑…Loopusの意)、これはお約束ね。あとオートなんとかとー、そうそう、マダムなんとかってのが出てます。これ(このMC)で伝説も終わったかも(笑)」
「そうそう、この後12:00から、TOKYO DARK CASTLEで、僕たちはまたパフォーマンスをやります」
「大丈夫か、おっさんって感じかもしれません。そうなんですよ。もしかしたらぽっくり逝くかもしれないんで(笑)、是非最後のステージを見に来てください!」
「ゴスのGenet様に戻りまーす」

と、言うチャーミングなMCの後のパフォーマンス。イントロが始まるとともに、集中力の一種なのか、降りてきます。先ほどに人と同一人物なのかと疑うほど。

「最後の1曲です。このあと、セッションやります。最後の曲は‥‥」

と紹介していたら、客席から「デストピアー!」と叫ばれ

「先に言うなよ(笑)「DEATHTOPIA」!!」

容赦なくかっこ良かったです。


4.セッション

 Der ZibetからISSAYとHIKARU。Loopusから宙也を呼ぶ。

 ISSAYは、黒のラメの入ったロングジャケットに白いYシャツにクロスタイ。あまりのかっこよさに、殺す気ですかって思うほど。

Genetが「昔さー、この3人でやった事あるよね。新宿じゃないLOFTがあって...」と言ったら
ISSAYが「あるよね。何十年前だけど(苦笑)。チッタ(川崎)じゃなかったっけ」
Genet「え?」
宙也「うん、チッタだよ」

なんてやり取りも。当時はT-REXのカバーでしたが、今回はBauhausだそうで。

<<追記>>
AUTO-MODのギタリストYukinoのブログ「黒猫庵」に因るとセッションの曲は、以下の曲だそうです。

1.Telegram Sam(Bauhaus)
2.I wanna be your dog(The Stooges)


本当に、楽しかったので、行ってよかったです。

それより、こんな大御所様たちを呼び捨てで書いている事が大変でした(普段は、「さん」「様」づけのため)

しかし、音楽を求めるのであれば、6000円払って下手なバンドを見に行くよりも、3500円払ってこんなイベントに行く方が自分には合っていると思ったのでした。人間を求めるのであれば別に話ですよ。

posted by YuKKo at 18:46| Nippon | 更新情報をチェックする
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